ジコチューで行こう!

~自分らしさを大切にする~

「ジコチュー」つまり「自己中心的」とは、自分勝手や利己的とも言い換えられます。
何事も自分のことを優先し、他人のことはおかまいなしといった嫌な人を非難する言葉ですね。

一人ひとりの考えや利益はまちまちですから、みんなが自己主張ばかりしていたら社会はまとまらず、争いが絶えなくなります。
だから、他人のことも尊重してお互い妥協できるところはしていきましょうということになるのは当然です。

ただ、自分の考えを抑え込み、他人に同調しようとすると少なからずストレスを感じてしまいます。
それをいちいち気にしたり反発したりしていたのでは身がもちません。

多くの人々は「言っても詮無きこと」とあきらめてしまっているのではないでしょうか。
他人と争うよりも見せかけでも平和な人間関係を保つほうが楽ですからね。

しかし、良好な人間関係を維持しようとすることも度が過ぎると問題です。
つねに他人から悪く思われたくない。できるだけ他人に合わせなければならない。
そう考えていると別のストレスを感じるようになってしまいます。

せっかく平和に生きていこうとしているのに生きていくことが苦しくなるというパラドックスに陥ってしまうのです。

乃木坂46の21枚目シングル「ジコチューで行こう!」(秋元康作詞)の歌詞の一部を紹介しましょう。

この瞬間を無駄にはしない

人生あっという間だ

周りなんか関係ない

そうだ

何を言われてもいい

やりたいことをやるんだ

ジコチューだっていいじゃないか?

マイウェイ

マイウェイ

みんなに合わせるだけじゃ

生きてる意味も価値もないだろう

やりたいことをやれ

ジコチューで行こう!

他人や社会に迷惑をかけるようなことをするのはもちろんNGです。

周りの人から何を言われようといちいち気にしないで、信念をもって自分の思うところに向かって進んでいきましょう。
自分の人生を楽しみましょう。
「自分らしく生きていくこと」を最優先にしましょう。

私には応援歌のように聞こえます。

みんなが赤い服を着ているから仲間外れにされたくないという理由で赤い服を着る。
でも似合わなかったらストレスになるのではないでしょうか。
自分は青い服が似合うという個性を大事にして、ひとりだけ青い服を着るほうが幸せな人生になるはずです。

他人に迷惑をかけない範囲内で、他人のことを気にせずに、一人ひとりが自分のやりたいことをやる。
「ジコチュー」な生き方を楽しみませんか。