嫌われ高齢者と愛され高齢者 どちらになりたい?

~自分の態度は自分に跳ね返ってくる~

どこで聞いたのか忘れてしまいましたが、クレーマーが最も多い属性は、元公務員かつ60歳代だと言っていた人がいました。
現役時代にそれなりの地位につき安定した身分にあったのが、退職した途端に普通の人になってしまう。
古き良き時代を忘れられないので自分を認めてほしい、否、かまってほしいと幼児のように駄々をこねる。
そんなところではないでしょうか。

1 嫌われ高齢者の特徴

人に嫌われる高齢者の特徴を挙げると次の通りになると私は考えています。

自分本位、自己中心的

他人の話を聞く耳を持たない

攻撃的な言動をする

いつも怒っている

頑固で、自分の思い通りにならないと気に入らない

過去にこだわる、過去の栄光にすがりたがる

2 愛され高齢者の特徴

一方、人に好かれる高齢者の特徴を挙げると次の通りになると私は考えています。嫌われる特徴の正反対だと考えて間違いありません。

他の人を思いやる心がある

聞き上手である

受容的にふるまい、相手をありのまま受け入れられる

いつもニコニコしている

柔軟さをもっている、ケセラセラ(なるようになるさ)と考えている

今を大事にしている

認知症になるとその人本来の性格や人間性が表面に出てくるという人がいます。
もともと明るく楽観的な人は認知症になってもそのまま変わらないらしいです。
もともと暗くて悲観的な人はそれまであまり表に出さないようにしていても、認知症になるとありのままに出てしまうそうです。

3 感謝する気持ちをもちつづけることが大事

家族に嫌われたり邪魔者にされたりしてしまう高齢者は昔からいます。
それでも家族だからしかたないと我慢して面倒をみてくれるケースが多かったのでしょう。

ところが、今は人それぞれの事情や考え方があって、子が必ずしも親の老後の面倒をみるとは限りません。
高齢者施設や病院などで老後の面倒をみてもらうことが普通になりつつあります。

だからそういったところに入ることになったときには、職員の方は親族ではなく他人です。
お世話になるのだという感謝の気持ちをもつことが大事なのです。
ほかに頼る相手を見つけるのが難しいおひとりさまならなおさらではないでしょうか。

お金を出してやってもらっているのだから面倒をみてもらうのは当然だろうなどと考える人もいます。
たいていは、そのまま態度に出て相手に伝わってしまうものです。

高齢者施設などで働いている方はある程度割り切っているといいます。
つまり、人は年を取ったらわがままになる。
子供に帰る。
そういうものだと認識すればいちいち腹を立てなくて済む。

しかし、人間は現金なものです。
態度が悪い人には心からサービスをしてあげようなどとは思わなくなるのではないでしょうか。
給料以上のサービスをしようなどとは決して考えなくなるでしょう。

一方、いつもニコニコしている人には、プラスアルファのサービスをしてあげようという気になります。
ちょっとしたことでも丁寧にやってもらえるでしょう。
無理なお願いも快く聞いてもらえるかもしれません。

結果として、自分の態度は自分への処遇に跳ね返ってくるものだと考えます。

いちいち「ありがとう」と言わないまでも、感謝の心を常にもっていれば自然と相手にも理解されます
お互いに気持ちよく過ごせるようになるはずです。

私も人に感謝する気持ちをいつまでももち続けられるよう、今から意識していくことを心がけていこうと考えています。