マイカーは必要か?

~車の使い方とコストを比較して、リース、レンタル、シェアなどの手段も検討する~

高度成長期の三種の神器の一つとして憧れだったマイカーですが、最近は車を持たない世帯が増えています。
ガソリン代のほか、車検代、保険料、駐車場代などコストが結構負担と感じる人が少なくないようです。
家計調査によると、2人以上世帯では自動車等関係費が月2万数千円となっています。

さらに、カーリース、レンタカー、カーシェアリングといった、車を借りられる選択肢が増えたことも要因のひとつとされています。
毎日通勤に使うとか、公共交通機関が少ない地域に住んでいるとかの事情がなければ、車は持つより借りる方が一般に安く済みます。

では、どの形で借りるのがお得なのでしょうか。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

カーリース

リース業者から借ります。
1年以上年単位の長期契約になり、月々定額のリース料金を支払います。

<メリット>

・選択肢が広く、好きな車種を選ぶことができる
・マイカーと同様、利用したいときに利用できる
・初期費用や維持費用が料金に含まれており、月々定額の支払いなので資金繰りが楽

<デメリット>

・任意保険加入、駐車場代、ガソリン代は自己負担となる
・走行距離制限がある。制限を超えるとリース期間満了時に追加料金がかかる

レンタカー

レンタカー業者から借ります。
数時間または一日単位の短期契約になります。

<メリット>

・事前の契約や会員登録がなく、初期費用もかからない
・用途に応じてその都度車種を変えることができる
・一定の保険料が料金に含まれ、事故のときは規定の限度額の範囲内で補償される

<デメリット>

・空きがないときは好きな車種を選べなかったり、借りられなかったりする
・店舗へ出向く手間と労力がかかる
・約束の時間に返却しないと超過料金がかかる

カーシェアリング

複数の会員で特定の車を共同使用します。
スマホやPCで予約をして、カーステーションまで出向いて駐車している車を利用します。

<メリット>

・利用時間や走行距離に応じて料金がかかるので短時間利用(数十分~数時間程度)に向いている
・ガソリン代や一定の保険料、維持費は料金に含まれる

<デメリット>

・登録手数料などの初期費用や月額基本料金がかかることが一般的である
・他の人が利用しているときは利用できず、また、いちいち清掃しないので前の利用者の汚れなどが残っていたりする
・約束の時間に返却しないと超過料金がかかる

どの形を利用するのが得なのかは、利用者の使い方によって左右されることになります。
いずれも利用する頻度が多かったり、時間や走行距離が長くなったりすれば、マイカーの方が得になることもありえます

カーリースが得になる場合

・料金は、車種にもよりますが、月1~3万円程度が多いようです。
マイカーと同じように使う場合、自分の都合に合わせていつでも自由に使う場合に適しています

レンタカーが得になる場合

・料金は1日5,000〜10,000円程度ですが、半日2,500円程度という格安レンタカーもあります。
マイカーのように日常的には利用しない場合、たまに遠出する場合、店舗の近くに住んでいる場合に適しています

カーシェアリングが得になる場合

・月額基本料金1,000〜2,000円程度、15分150~400円程度が多いようです。
マイカーのように日常的に利用しない場合、マイカーを使うほどではないが定期的に短時間利用する場合に適しています

選択に当たっては、利用者のライフスタイルや用途を前提として、利便性とコストを比較することになります。
使用頻度や使用時間などにより細かいシミュレーションも可能です。
ファイナンシャル・プランナーなどの専門家に相談するのもよいでしょう。