融資を断られて悩んでいるあなたへ

~今の結果にこだわらずに先へ進もう~

金融機関に融資を申し込んでも断られるケースが少なからずあります。
せっかく期待していたのに、最後の砦だったのに、などと途方に暮れてしまうかもしれません。

そんなときはどうすればよいのでしょうか?

融資できないと言っている金融機関に、何とか融資してもらおうと努力するのは得策ではありません。
断られた理由をしっかりと受け止め、次のチャンスに向けて改善を図ることがもっとも望ましいことなのです。

良し悪しは別として、どう対応すべきか、いくつか方法をあげて解説していきましょう。

苦情を申し立てる

「貸してくれないのはおかしい。」
「自分の計画ではうまくいくはずだ。」
「審査担当者は自分の話を聞いてくれない。」
「審査担当者(は不適当なので)替えてほしい。」

感情的に訴える方がいますが、逆効果になります

金融機関は審査担当者の一存ではなく上司などと慎重に協議(りん議)して結果を出します。
よって、正当な理由がなくしていったん出した結論が覆ることはまずありません

まれに本部・本店や監督官庁へ苦情申し立てする方がいます。
しかし、そうしたところは実は融資の可否を判断する権限がありません。
「話は分かりました。もう一度話してみたらいかがですか」などと押し返されるだけで徒労に終わります。

審査担当者の上司と交渉する

①で述べたように、金融機関は複数で協議のうえ組織として結論を出しています。
担当者と上司が異なった判断をすることはありえません

ただし、ごくまれに担当者が不適切な対応をすることがないとはいえません。
そのような場合は冷静に客観的な事実を伝えれば対応してもらえる可能性はあります。

ほかの金融機関やほかに貸してくれそうなところ(公的機関、親族、友人知人、取引先企業など)をあたってみる

ブラックリストに載っているといった場合はどこの金融機関でも同じ結論になるかもしれません。
そうでなければ、金融機関によって判断が異なることもあるので、チャレンジしてみる価値はあります

少額なら意外と親族が出してくれるようなこともあるかもしれません。

借入しなくてもすむように資金繰りや資金計画を再検討してみ

支出を少し抑えれば何とかなるとか、そもそもほんとうに必要な投資なのかとか、もう一度冷静になって考え直してみましょう
今は借入を見合わせるという結論が後になってみればよかったというケースもあります。

なぜ断わられたのか理由を確認しておく

次回融資申し込みが必要になった場合に備えて、金融機関の見解を聞いておくことは有意義です。
たいていは審査担当者から説明があるはずです。
聞き逃してしまった場合やよくわからなかった場合は、自分が理解できるまで教えてもらいましょう。

ただし、反論などせずに真摯に受け止めることが重要です。
確認したことを自分の糧として経営や家計の改善に役立て、断られた理由を克服できれば、自分にとってもプラスになります

アドバイスしてもらえる専門家に相談してみる

できれば、専門家に相談することをおすすめします。
税理士や商工会議所・商工会の経営指導員、中小企業診断士、公的な相談機関のアドバイザーなどです。

⑤で理由を理解できたとしても、ではどのように改善すればよいのかがわからないというケースが多々あるでしょう。
時間の面でも効果の面でもメリットが大きいといえるので、ぜひそうした方々のアドバイスを頼っていただきたいのです。
融資申し込み前に相談すれば、融資の可否がある程度予測できることもあるのでなおよいでしょう。

以上の選択肢のうち、①と②はやめておいたほうが無難です。
③~⑥はケースバイケースになります。

なかでも⑤と⑥は可能な限り実践することをおすすめします。
一喜一憂せず次のチャンスをつかむことができるように前を向いて進むほうが得策なのです。