決断に迷いがなくなる? 7つのルール

~失敗を恐れず覚悟をもつ~

大河ドラマ「どうする家康」で、主人公の徳川家康は、次々と窮地に追い込まれ、その都度、生死をかけた決断を迫られます。
天下統一という大事を成し遂げた家康の従来のイメージを覆すような、葛藤に苦しむ場面、精神的に弱い場面が描かれています。
自分ひとりではなかなか決断ができず、個性豊かな家臣たちにいつも助けられるセンシティブなお殿様を松本潤がよく演じています。

私も融資申込企業に対して貸すか貸さないかの審査判断にずいぶんと悩みました。
経験から学んだ、私なりの決断のあり方について述べていきます。

決断に正解はない

正確に言うと、決断する段階では、何が正解か分からないほうが多いです。
決断したことが正解だったかどうかは、後日の自分の判断によります。
人によって解釈が分かれがちな、あいまいなものなのです。

決断によるプラス面とマイナス面を洗い出す

決断によってどのような影響を受けるか、よい点と悪い点、メリットとデメリットなどをリストアップして比較します。
どちらが得られるものが多いか、あるいは失敗コストが少ないかが見えてきます。

目標、ゴールに照らし合わせる

決断によってどうしたいか、どうなりたいか、最終の着地点にふさわしいのはどちらかを確認します。
最終着地点までの一貫性がないとあとで挫折したり後悔したりしかねません。

楽しい、ワクワクするほうを選択

ケースにもよりますが、特に理由がなければ、自分が嫌なほうに進む決断はしないほうが賢明でしょう。
前向きに考えていけるほうがよい結果を生む確率が高くなるものです。

他人の意見を参考にする

信頼できる人に意見を求めても、複数で合議してもいいでしょう。

「どうする家康」はまさに「チーム徳川」により決断しています。
家臣たちに意見を求めて主君が結論を出す場面がとても多いです。

もちろん、他人の意見は鵜呑みにするのではなく、取り入れるかどうかは自分の判断になります。
自分だけでは考えが及ばない意見を出してもらい、より多くの材料をもとに、より適正に判断することが目的です。

ときには先延ばしもよい

決断は早いほうがよいと言われますが、拙速すぎて失敗することもあります。

私の場合、煮詰まった場合は一晩寝かせるようにしていました。
たいていは時間がたつと考えがまとまってきて決断できるようになります

アメリカの論文で「結論延期能力」というものが提唱されているそうです。
心理学者の植木理恵氏の意見を引用します。
「時間をかけて考えて物事を決めると、将来の後悔が少なくなります。決断に時間をかけると納得感が残り、『やっぱりこれにしてよかった』といいところを探しますが、即決したことに対しては、『あのときもっと考えればよかった』と悪いところを探してしまう傾向があるのです。」

最後は自分で決断する

最終判断を下すのは自分自身でなければなりません。

失敗したときのコストや影響を見込み、覚悟をもつことが重要です。
失敗しても受け入れるという覚悟です。
もちろん、失敗コストが大きいならやめるという判断でも悪くありません。

また、自信をもって決断できることは少ないものです。
最後は賭けと言ってもよいでしょう。
エイヤで決めるしかありません。

いったん決断した後は、自分の選んだ道が正解になるよう努力していくことをおすすめします。
自分の行動を決断に合わせ、うまくいくように能動的にもっていくのです。
場合によっては自分自身で運命を変えたり切り開いたりすることになるかもしれません。

また、たとえ失敗したり後悔したりしても、たいていはプラスになって自分に跳ね返ってくるものです。
この次は、成功確率が高まるかもしれません。
思い切った決断を重ねるほど人は成長することは間違いありません。