なかなか貯金できない方必見! 上手なお金の使い方

~出費は計画性が大事~

お金は有限です。
収入より支出が多ければいずれなくなります。
無駄遣いはしていないつもりなのに、気が付いたらお金がなくなっているという方、案外少なくないのではないでしょうか。

1 浪費の要因

浪費癖のある人は、後先を考えていない傾向があります。
買い物は楽しいものです。
今買わないと損をしてしまうのではないかと焦燥感にかられることもあります。

一時の快楽のために、一時の焦りのために、手元にあるお金を使ってしまうのではないのでしょうか。

みなさんも経験があるでしょう。
買おうと思っていなかったものをつい買ってしまって後悔したことがありませんか?

今日だけ安売りしている。
特典がついている。
セットでお得感がある。
お店の人に熱心に勧められた。
POPに釣られた。

買うつもりがなかったのに買ってしまうことを、マーケティング用語で「非計画購買」と言います。
いわゆる「衝動買い」です。
お店も必死です。
「非計画購買」が増えることによって客単価アップにつながり、売上増加に貢献するからです。

2 浪費の防止策

浪費をしないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?

なるべく計画的に買い物をするように努めることです。
家計簿をつけるのがよいのですが面倒と思う方もいるでしょう。

まずはふだんの購買行動の意識づけから始めてみてはいかがでしょうか。

買う物についてあらかじめ個別に予算を決めておく

たとえば、朝食、昼食、夕食の上限額を決めます。
これまで家計が赤字でないならば、今までの自分の経験値でかまいません。
昼食が予算オーバーしたらその分夕食の予算を削るといった調整をしてもよいでしょう。

また、お店によって価格に高低があるものは、スペックや品質などを検討して自分に必要な価格帯のものを厳選します。
必ずしも最安店を選ぶ必要はありません。
交通費や配送料、所要時間、その他の手間暇を考えると多少高くても近くの店で済ませた方がよいケースがあるからです。

迷ったらいったん保留にする

せっかく決めてもお店に行ったら別の商品の方にしようかなと思うときがあります。
いったん帰って再考することをお勧めします。

その場で路線変更してしまうと後戻りができず、一種の賭けになります。
今すぐ必要なものならともかく、高価なものはとくにじっくり時間をかけることが後になって役立ちます。
お店の人に相談するなり、帰ってからネットなどで情報収集してもよいでしょう。
案外その過程も楽しいものです。

もし、売り切れてしまったらほかのもので再検討すればよいのです。
似たようなものはほかにもたくあるほうが多いです。

本当に必要なものは惜しまず買う

必要以上に石橋をたたくのはむしろお勧めしません。
本当に必要なものはむしろ買わなければチャンスを逃したり不便を強いられたりとデメリットをもたらします。

必要なものは買うが、不要なものは買わないという線引きをきちんとすることが重要なのです。
文字通り無駄遣いをなくすということです。

リボ払いは使わない

現金払いのほうが出るお金が見えて望ましいという考え方もあります。
しかし、クレジットカードは、ポイントがつくならお得な面があります。

ただし、リボ払いはやめた方が無難です。
毎月の支払額は抑えられますが、トータルでみればかなりの金利を支払う仕組みになっているからです。

たまにはご褒美買いもよい

過度にストイックになってしまうと、自分を追い詰めることになって精神的につらくなります。

たまには自分へのご褒美としてささやかな無駄遣いがあってもよいでしょう。
ただし、節度を守る必要はあります。

節約するというとたいへんなことのように感じてしまいます。
計画的な支出を心がけると考え、計画や実行のプロセスも楽しくできるように工夫してみてはいかがでしょうか。